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ペルシア王は「天ぷら」がお好き? [本]


ペルシア王は「天ぷら」がお好き? (早川書房)

早川の海外ノンフィクションは面白いモノが結構あるので気が向くとチェックするのですが、こちらもレビューを見て面白そうだったので電子書籍版を購入。

タイトルだけ見ると何の本かさっぱりですが、原題は『食べ物の言語学』となっていまして、内容はタイトル通り食文化を言語学の観点から分析してみるというもの。例えば料理や素材の名前のルーツを辿りその変容ぶりを解説してみたり、高級店と大衆店でのメニューにおける言葉の使われ方などを膨大なデータから分析してみたり…などと、言語学という切り口で食というものを考察するなかなか面白い本となっております。
ちなみに邦題の『ペルシア王は「天ぷら」がお好き?』というのは第3章の「シクバージから天ぷらへ」から取ったもの。ササン朝ペルシアの王が好んだと言われるシクバージと呼ばれる甘酸っぱい牛肉の煮込み料理が地中海を経由してヨーロッパに渡る内に魚になり揚げるようになり…そしてポルトガルから日本に伝わる頃には天ぷらという全く違う料理になってしまったという話。

食に纏わる雑学が好きな方ならかなり楽しめる本だと思いますのでオススメです。
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